うさねこ法務の行政書士・梁(やん)です。
もう少しで行政書士試験から3年、開業して2年になりますが、中小企業診断士の資格取得を考えています。
その大きな動機としては業務拡大がありますが、何となくこの方向性でいいんじゃないかと感じる理由が一つあります。というのは、この二年間、行政書士として様々な顧客と接していて、行政書士の仕事というものについて以下のように感じてきました。
「法人であれ個人であれ、仕事や新たな生活をスタートさせるためのお手伝い」だな、と。
具体的に言えば、新たなプロジェクトをはじめるための許認可であったり、日本で働くためのビザ取得手続きであったり、会社を作ったり、ある種の切りをつけるための遺言であったり、受け継いだものを整理し、前に進むための相続であったり、クライアントによってその内容は様々であるものの、なにがしかのスタートを切るためのサポートが、行政書士の仕事だと感じてきたのです。
それはそれでとてもよいし、やりがいもあるのですが、一方で、そのスタートを切ったプロジェクトの行く末には、行政書士の資格・スキルだけではなかなかタッチできません。
そういうのを手に入れるには何だろうなぁと考えていました。例えば僕が日常的に接する中小企業の方に対して、士業の中で顧客とコンスタントに接するのは、
- 税理士
- 社労士
等の国家資格者ですが、前者は税金・経理のお手伝いであり、後者は人事・労務のお手伝いです。実力のある税理士の方は税金を減らし、財務体質の改善を提案できますし、社労士業務では助成金などによって、これも財務などの手助けができます。
が、僕がそれをやりたいかというとどうなんだろうと思いました。もう少し、仕事そのものの流れ、ビジネスそのもの、に関わりたいと思うのです。
というわけで、中小企業診断士、いいのではないかなと思っております。クライアントのビジネスそのものにタッチする感じがするからです。
*中小企業診断士の生態というのも色々あるようで、民間のコンサルティングがメインであるわけでもなく、独立開業より企業内の方の方が多い、といったように様々らしいので、そう簡単ではないかもしれませんが…
もちろん、やれば取れるかというとわからないですし、正直行政書士試験よりも大変だろうなという感じでいるのですが、まあ、行政書士試験には運良く受かったこともあり(こんなブログもやっています(参照)。)、全くダメなわけでもないだろうと思っています。
とはいえ、行政書士試験に対しては法律知識ゼロで望んだのですが、今回は今回で経済学などのビジネス知識ゼロで望むんだなぁと思っています。
さて、以上のような考えで試験勉強をぼちぼちはじめようかと思いますが、このブログでは、勉強をかねて、全くの最初からログを取っていこうと思います。つまり、こうして動機からはじめて、教材やらなにやら、勉強方法についての思考、試験科目の構造など、王道的な勉強と言うよりは、たぶん様々な寄り道を、試験を終えて合格できるまで、もしくは試験勉強をはじめてどうもあわないというふうに考えて中断・放棄するまで、のどちらかのつきあたりにたどり着くまでは、続けていくつもりです。
中小企業診断士を受験しようと考えている皆様、合格ラインは全科目で60%のようですので、特にライバルということではなく、同士のようなものかと思います。お互い頑張りましょう。
よろしくお願いいたします。