ラベル

合格祈願クリックお願いします!

2013年12月9日月曜日

戦略01: 目標と目標への大まかなステップ

更新、一月ぶりくらいですね。
今は副読本を通読しています。来月辺りまでつづける予定です。

というように勉強開始していますが、中小企業診断士試験合格に向けて、どんな戦略でいるのか、書いておきます。

目標
もちろん、試験についての戦略の目標は「試験に合格する」ことですよね。
でも診断士試験は二段階なので、一年目の私は「最低でも一次に合格すること」が第一目標であり、「あわよくば二次に合格すること」が二番目です。一番目が重要で重点的にやらなければなりません。二番目は一番目が見えてきたら、何とか頑張るところです。

で、一次試験に合格するということは、「7科目全てで4割以下がなくて全部足して6割以上になること」ですが、これを私なりに書くと「どの教科も最低5割はできるようになり、得意なものを足して6割にすること」です。全部平均的にできるかは分かりませんから。

ということを基本にして大まかなステップを書くと

1. 副読本で周辺知識の地図を作り、記憶のベースとなるざっくりとした構造を作る。
2. 資格向けのテキストをやり、試験についての力をつける。
3. 一次試験の問題集をやり、問題を解く力をつける。

と考えています。
これで、模試をやって総合で75%程度の得点率(安全を見てです。無理かもですけど)に持って行ければ、二次試験の勉強を開始しようと思います。

というわけですが、ステップと絡めて、戦略を考えていきます。まずは副読本と効率について。


1. 副読本で周辺知識の地図を作って記憶のベースとなるものを作ること。これと効率の関係について
まず資格試験の界隈では「副読本は不要」という考え方があります。これは理由として「時間がない」「効率が悪い」というものが出てくると思います。これ以外の理由では「細かいところに労力を割いてしまう」「重箱の隅をつついてしまう」といった懸念でしょう。でもこれらもどちらかといえば、効率の問題に行き着きそうです。やはり、「効率の高低」が「副読本は不要」という考え方の基礎にあるのではないでしょうか。

この裏には効率を上げるために、過去問を重点的にやるという考え方もあります。

こういう考え方は、実は一般的なものというか、ある種、常識的なものです。でも、どうしても守らなければならないものではなく、あくまでも自分の状況を総合させて考えることが必要だと思います。

私について一つ言えるのは、一般的な受験生、例えば会社員などに比べて多分「時間は捻出でき」ることです。行政書士の仕事をしていますが、行政書士業務は長時間の労働ではありません。人付き合いや営業活動などで時間はとられますが、案件そのものについて言えば、それほど多大な時間は要しません。また私の場合、自宅事務所ですので、小売店舗のように一日何時間も開けてそこにいなければならないということもないので、決まった時間拘束されるということもありません。つまりかなりフレキシブルに自分の時間を使えます。


2. 「効率を上げる必要がある」のは「時間が足りないから」。では自分の状況は? 
「効率を上げなければならない」のは「時間が足りない」からです。これはわかりやすいですよね。試験までの限られた残り時間でできるだけ早くやらないとならないから、です。

で、繰り返しになりますが、この「効率を上げる」理由としての「時間が足りない」は私にはそれほど当てはまらないだろうな、というのが私の状況です。

もちろん非効率でいいというわけではありません。が、効率を上げることに躍起になって、基礎力的なところをないがしろにしなければならないほど、時間がないわけではないと思っているのです。

効率を上げることと、基礎的な力をつけることは、ある程度トレードオフの関係にあるところがあると思ってます。急がば回れという感じでしょうか。


3. 勉強前の教科ごとの得意不得意について。
私はIT系の会社にいました。そこで経営情報システムの過去問をとりあえずやってみたのですが、半分は普通に取れました。とても常識的な問題が多く、これは楽ちんでした。100点にするのもそれほど難しいことではなさそうです。

また、経営法務の過去問はまだやっていませんが、こちらもアドバンテージがありそうです。民法や会社法は行政書士試験でやっていますからね。知的財産権も、ちょろちょろと勉強したりしてましたし。

さらに会計関係は、個人事業主として自分の経理は見ていますし、記帳代行をやっていますので、PLやBSの基本的なことは分かっています。

これらを総合すると、7教科のうち3教科はなにがしかのアドバンテージがあり、うち1教科は既に足切りを越えている状況です。不得意なものについては通読していくうちに分かるでしょう。ただいま分かっているのは何のアドバンテージもないことです。相対的には弱みでさえあるかもしれません。経済学の勉強はしたことがないですし、企業での経営経験的なものもないためです。これらの経験がある方たちからすると簡単に理解できることが、私にはできないかもしれないです。ですので、企業経営理論、経済学・経済政策、中小企業経営・中小企業政策、運営管理は現時点ではフラットな立場というより、弱みをもっているくらいに認識しておくのがベターでしょうね。


4. 具体的な戦略目標のまとめ
上記の整理によって、個別教科についての目標とそれに応じた勉強時間の配分がかなり変わります。いま考えているのはこういうことです。
  1. 得意な経営情報システムは100点を目指す。が、得意なところなのでそれほど時間はかからないだろう。
  2. 得意な経営法務もできれば100点を目指す。が、これも得意なので、それほど時間はかからない。
  3. 少し得意な財務会計は80点くらいを目指す。これはあまり手を抜けない。そんなにアドバンテージはない。
  4. その他、企業経営理論、経済学・経済政策、中小企業経営・中小企業政策、運営管理の四つのうち、二次試験にでそうな企業経営理論と運営管理を重点的にやる。だいたい6割以上を目標に。それ以外は50%以上を目標に勉強する。これら四つの勉強が中心になる。副読本も、これら四つについてだけ読む。(会計のは買っちゃったので、読みますが。)
というわけで、100点を二科目で取れれば、足切りにさえ引っかからなければ、残り5科目にプラス16点(80÷5)できます。他が全部50点でも、6割を超えます。もちろん100点は難しいのですが、診断士試験はぱっと見、割と浅い感じの問題が多いですね。知っていればとける感じがあります。100点でなくても90点でもいいです。得意なものがあればそれだけ不得意を補えますから。

このような感じで行けば、一次に合格できるわけですが、さてさて、どうなりますかね。

ちなみに、今のところ読んだ副読本は以下の二冊です。いい地ならしになってくれていればいいのですが。


この1冊ですべてわかる 経営戦略の基本
この1冊ですべてわかる 経営戦略の基本(株)日本総合研究所 経営戦略研究会 手塚 貞治

日本実業出版社 2008-11-13
売り上げランキング : 7616


Amazonで詳しく見る by G-Tools


この世で一番おもしろいミクロ経済学――誰もが「合理的な人間」になれるかもしれない16講
この世で一番おもしろいミクロ経済学――誰もが「合理的な人間」になれるかもしれない16講ヨラム・バウマン グレディ・クライン 山形 浩生

ダイヤモンド社 2011-11-26
売り上げランキング : 7652


Amazonで詳しく見る by G-Tools

2013年11月8日金曜日

随分日が空きましたが、やはり受けることにしました。

何となく、受けるかどうか決めかねたまま、仕事やら何やらにかまけて三ヶ月経ちましたが、ようやっと決断して、来年の試験を受けることにしました。

なので、徐々にこのブログも更新していくと思います。


最低の目標は一次試験突破。できれば2014年度で合格です。

一次試験まで267日。約九ヶ月ですね。さてさてどうなりますことやら。

2013年8月11日日曜日

参考書1冊目: 中小企業診断士 スピードテキスト (1) 企業経営理論 2013年度

2014年度に向けて、そろそろ勉強をはじめようと、買ってしまいました、1冊目。

中小企業診断士 スピードテキスト (1) 企業経営理論 2013年度
中小企業診断士 スピードテキスト (1) 企業経営理論 2013年度TAC中小企業診断士講座

TAC出版 2012-09-18
売り上げランキング : 31011


Amazonで詳しく見る by G-Tools


しかしポチった直後ですが、よく考えると、来月辺りにリニューアルされそうな気がします…。しまったかも…。が、まあいいでしょう。一年落ち程度ならたいしたことない。それにあまり遅く取りかかるのも嫌だし。とりあえずこの一ヶ月だけは2013年度のもので、今から一月間、勉強します。

行政書士の試験は、ゼロからの挑戦でしたが(参照)、この前ジュンク堂でぱらぱらと眺めてみた感触では、今回はゼロではなさそうです。時間もあるし。それが落とし穴かもしれないですけど、じっくりゆっくりやります。

というわけでこれから七ヶ月間、上記の参考書を元に、図書館とかでその分野に関連しそうな本を副読本にしつつ、勉強を開始しましょう。

行政書士試験よりは楽しめそうかな? 受かるように頑張らねば。
戦略も練りつつ行かないと。

今わかっている行政書士試験との違いは、分野ごとの試験があるところです。行政書士試験は3時間ぶっ通し全教科、ですからね。中小企業診断士の試験は七科目全部別々にやるということは、全科目均等に戦うみたいな感じですね。

なので時間があれば、全科目に同じように十分な力をかけるのが王道でしょう。行政書士試験とは全く自分の状況も違います。下手な戦略を練らず、しっかり着実に力をつけるのが、ポイントと考えます。

その上で、下記の合格基準を理解することが非常に重要ですね。

  1. 第1次試験の合格基準は、総点数の 60% 以上であって、かつ 1科目でも満点の 40% 未満のないことを基準とし、試験委員会が相当と認めた得点比率とします。
  2. 科目合格基準は、満点の60%を基準として、試験委員会が相当と認めた得点比率とします。
要するに、6割以上とればいいわけです。すべての科目で6割が目標です。ただし、2次試験があることから考えると、どうだろう、わかりませんが、8割くらいを目標にしてやったらいいのかな。そうしたら少し余裕を持って試験を受けられそう。

というわけで、二次試験のことがよくわかってませんが、まあぼちぼち、戦略は練っていきましょう。

大まかには、以下の通りに考えています。テーマは「王道」です。「一月で一分野、七ヶ月で七分野、終わらせる」が具体的な努力目標
  • 基礎勉強: 2014年3月末まで
    • まずは全分野を軽く眺める。二次試験のことも眺めておく。(参考書の関係で9/18までは、企業経営理論のみ)
    • 7ヶ月、つまり2014年の3月末までにテキストは全部終わらせる。
      • 各月は各月の分野だけをやる。これは副読本を借りたり買ったりしつつやる。
      • 各月末にはその科目の過去問をやる
  • 応用勉強: 2014年4月から
    • 二次試験の対策をはじめる。でもごく軽く。一次試験の邪魔にならない程度に。
    • 一次試験対策として問題集中心にやる。特に過去問を何度も。
      • これによって理解に穴のあるところを埋める。
        • が、この時期までにテキストで勉強したことは忘ていそう。時折の復習を考えると、基礎勉強は、実質的には25日で一ターンかもしれない。
  • 受験費用を除いた、参考書などの勉強はなるべくけちらないが、5万位を目安に。
という感じですが、これはまだ手をつけてない段階での想定なので、いくらでも変化します。とりあえずの方針です。

さてさて、どうなりますことやら。

2013年7月27日土曜日

そうそう、夫婦揃って資格試験勉強をしているのです。

僕は中小企業診断士、うさねこ法務の補助者でもある妻は行政書士。
とりあえず妻の方が先に試験が来るので、しっかりと勉強をはじめています。


行政書士試験の勉強をはじめてみたよ!


行ってみていただけるとわかるんですが、僕のこのブログ、妻の作ったものを真似て作りましたw 何となくいいなと思って。でも、あの勉強ねこ(という名前のキャラらしいんですが)はこちらにないので、勉強うさぎを作ってもらおうかと思っています。

まあまだこちらはエンジンがかかっていなくて、これから教材を選定し始めるところですが、ぼちぼちと進めていければいいと思ってます。

中小企業診断士の仕事について

こんにちは。うさねこ法務の行政書士・梁(やん)です。

昨日は中小企業診断士の資格を取りたい動機について書きましたが(参照)、でも実際のところ、どんな仕事をするのかまだよくわかっていないです。

本やサイトを見ていると、「企業や個人に対する経営診断・指導を行うコンサルティング活動」、「雑誌その他への執筆活動」、「講演や講師活動」などと書かれていますが、後者二つは普通の仕事ではないですよね。そうでもないのかな、最後の講演とかは、どこかの社員教育などのためだとすると、日常的なものかもしれませんが、東京などの大都会でないと成り立たなさそうな…。

個人的には、第一の「企業や個人に対する経営診断・指導を行うコンサルティング活動」が主な仕事なのではと思っています。それが、ビジネスそのものにかかわる仕事だと思うからです。

とは言っても今の分け方はいわば大カテゴリーなんだと思います。これを業種ごとや企業の状況ごとに区別すれば、必要とされるコンサルティングのタイプも様々で、例えばプロジェクトごとのコンサルティングだったり、企業全体のコンサルティングだったりもあるんでしょう。資金調達の仕事なんかもあるんでしょうかね。

コンサルティング、顧問としてやる場合のことを調べていたら、出向などもするようですね。一日5時間くらいクライアント先で仕事したりするんでしょうか。そうなると今の行政書士の仕事とは随分異なってきます。

でも内部にいないとわからないこと、たくさんありますから、当然でしょうね。

うん、なかなか面白そうな気がしてきました。



2013年7月26日金曜日

中小企業診断士も取得しようかと考えてブログ作りました。

はじめまして。

うさねこ法務の行政書士・梁(やん)です。
もう少しで行政書士試験から3年、開業して2年になりますが、中小企業診断士の資格取得を考えています。

その大きな動機としては業務拡大がありますが、何となくこの方向性でいいんじゃないかと感じる理由が一つあります。というのは、この二年間、行政書士として様々な顧客と接していて、行政書士の仕事というものについて以下のように感じてきました。

「法人であれ個人であれ、仕事や新たな生活をスタートさせるためのお手伝い」だな、と。

具体的に言えば、新たなプロジェクトをはじめるための許認可であったり、日本で働くためのビザ取得手続きであったり、会社を作ったり、ある種の切りをつけるための遺言であったり、受け継いだものを整理し、前に進むための相続であったり、クライアントによってその内容は様々であるものの、なにがしかのスタートを切るためのサポートが、行政書士の仕事だと感じてきたのです。

それはそれでとてもよいし、やりがいもあるのですが、一方で、そのスタートを切ったプロジェクトの行く末には、行政書士の資格・スキルだけではなかなかタッチできません。

そういうのを手に入れるには何だろうなぁと考えていました。例えば僕が日常的に接する中小企業の方に対して、士業の中で顧客とコンスタントに接するのは、

  • 税理士
  • 社労士
等の国家資格者ですが、前者は税金・経理のお手伝いであり、後者は人事・労務のお手伝いです。実力のある税理士の方は税金を減らし、財務体質の改善を提案できますし、社労士業務では助成金などによって、これも財務などの手助けができます。

が、僕がそれをやりたいかというとどうなんだろうと思いました。もう少し、仕事そのものの流れ、ビジネスそのもの、に関わりたいと思うのです。

というわけで、中小企業診断士、いいのではないかなと思っております。クライアントのビジネスそのものにタッチする感じがするからです。

*中小企業診断士の生態というのも色々あるようで、民間のコンサルティングがメインであるわけでもなく、独立開業より企業内の方の方が多い、といったように様々らしいので、そう簡単ではないかもしれませんが…

もちろん、やれば取れるかというとわからないですし、正直行政書士試験よりも大変だろうなという感じでいるのですが、まあ、行政書士試験には運良く受かったこともあり(こんなブログもやっています(参照)。)、全くダメなわけでもないだろうと思っています。

とはいえ、行政書士試験に対しては法律知識ゼロで望んだのですが、今回は今回で経済学などのビジネス知識ゼロで望むんだなぁと思っています。



さて、以上のような考えで試験勉強をぼちぼちはじめようかと思いますが、このブログでは、勉強をかねて、全くの最初からログを取っていこうと思います。つまり、こうして動機からはじめて、教材やらなにやら、勉強方法についての思考、試験科目の構造など、王道的な勉強と言うよりは、たぶん様々な寄り道を、試験を終えて合格できるまで、もしくは試験勉強をはじめてどうもあわないというふうに考えて中断・放棄するまで、のどちらかのつきあたりにたどり着くまでは、続けていくつもりです。

中小企業診断士を受験しようと考えている皆様、合格ラインは全科目で60%のようですので、特にライバルということではなく、同士のようなものかと思います。お互い頑張りましょう。

よろしくお願いいたします。